2014/05/04

3度目のローマは"Buona Pasqua"

フランシスコ・ローマ法王
Voice of Americaより


新卒の仕事をたったの半年で辞め、次の仕事を開始する間に時間があったので、再びヨーロッパに。

今回はポーランドがメインだったため、ローマ滞在は3日間。急遽1週間前に行くことを決め、急いで航空券を買うことに。8ヶ月ぶりのローマだから学校の先生に会おうかしら、と先生にメールをしたところ、「君がローマに来る時はちょうどイースターだから、私は実家の違う州にいる予定なんだ」という返信が。

イースター?あら、そんな時期だったのかしら。

って、えー!ちょうどイースターに重なるってことは、色々レストランとか、ショップとか、美術館とか休みになって不便になるってこと?!

(ああ、何でそんな時期に旅行の予定たてちゃったんだろう・・・)

イースターとは、キリストの復活を祝うお祭り。日本語では『復活祭』、イタリア語では『パスカ』という。 この祭日はキリスト教の人たちにはとても重要で、多分クリスマスの12月25日以上に重要かもしれない。イースターは、毎年日にちが決まっているのではなく、「春分後の最初の満月から数えて最初の日曜日」となっている。2014年度のイースター日は4月20日。そして私がローマに滞在していたのは、4月17日から19日だった。

"La Pasqua (復活祭)
ローマEatalyにて
 キリスト教の方達はイースター日当日のみお祝いするわけではなく、その前後1週間くらいを通してお祝いする。イースター前の金曜日は『聖金曜日』として、イースター後の月曜日は『天使の月曜日』として、祝日になる。というわけで、この祝日を利用してイタリア人並びにヨーロッパ人は1週間くらいの休みを取る人が多いのだ。(夏休み、クリスマス、正月に加えイースター休暇も取るヨーロッパ人、休みを取り過ぎだと思う・・・ずるいわ〜)

というわけで、イースター期間中にローマに行くことになったのですが、ここで一つ疑問が。わたし、去年のイースターの記憶が全くないのです。

去年の1月から5月までローマにいたから、滞在中にイースターが来たはずなのに、何で覚えてないのかなぁ、なんて考えていたら、わかりました。去年のイースター日は、 3月31日。ちょうどその頃は1週間の休みがあって、ニューヨークにいたのでした。(それでもニューヨークでイースターのお祝いがあったはずだけど、全然イースターの存在を知らなかった。)

じゃあ、ポジティブに考えて、ローマでイースターを楽しもう!と思ったら、実際に楽しかったです。イースターシーズンにイタリアに行けて良かった!


なにはともあれ、イースターの存在を知れたこと。そして、キリスト教の中心地でイースター時期を過ごせたこと。

復活祭当日は、私は朝早くにイタリアを出なければいけなかったので、当日の様子はわかりませんが、キリスト教徒はゆで卵を持って教会に向かうらしいです。

復活祭当日以外にもイベントが行われます。キリストが最後の晩餐を行った“聖木曜日”には、法王がどこかでミサを行います。また、法王は、キリストの死を記念する“聖金曜日”に『主の受難の儀式』をコロッセオにて行います。復活祭日翌日の月曜日は『天使の月曜日』ということで、祝日になります。

私はローマに木曜日に到着し、イースター日当日の朝には出発しなければいけなかったので、まともに出くわしたのは"聖金曜日”のみとなりました。

実は、法王が金曜日にどこかで演説か何かをするのは知っていたけれども、コロッセオで儀式が行われることは知りませんでした。

昼にふら〜っと、コロッセオに立ち寄ると、何だか、ディズニーランドのアトラクションに並んでいるかのように、人々が何かを待っている。しかも、テレビ局も来てる。ああ、何かイベント行われるのか。あ、もしかして法王の演説!?・・・そんな程度でした。(まぁ、結局のところ、私はキリスト教ではないから、そんなに詳しくないのです。)

せっかくだから、法王の演説を聞くために待とうかしら、とも思ったものの、イベントが始まるのは3時間後だとわかる。そして、どうやら人でごった返し、帰るのが大変になるということを知る。また、イベントがものすごく長い、ということも知る。

そういうことを考えると、「待つの、やーめた」となるわけです、私の場合。(だって、結局のところ、私はキリスト教徒ではないのだから)

儀式の模様が生放送で中継されるため、自分が借りたアパートに戻って、テレビで法王の演説を聞くことに決めました。

でも一つだけ問題が。儀式が行われるので、コロッセオ付近の道は規制されていて、近くを通るバスの運行も止まっていたのです。だから私は40分くらいかけて歩いてアパートに戻る羽目になりました。

夜の7時半になり、コロッセオで儀式が始まります。おぉ〜、なかなか素敵!こんなに人が集まるんだ〜、うーん、待ってて生で見たほうがよかったかなぁ、なんて思ったものの、30分も経つと、何だか飽きてくる自分が・・・

儀式というものは、例外なく、“前置き”というものが長いのです。肝心の法王の演説の前の習慣的な儀式が長過ぎて、私は法王の演説を聞くことなく眠ってしまいました。

結論:キリスト教でもなく、あまり詳しくもない私が、 敬虔的な人々が集まる『主の受難の儀式』の現場に立ち会わないという選択は正しかった。

イースター期間中にローマにいたにも関わらず、全然まともにイースターらしきイベントに参加していないじゃないか、と言われればそれまでですが、でも自分としては十分イースターの雰囲気を味わったので大大満足です。

店に行けば 、イースターのお菓子が売られ(買わなかったけど)、人々が“Buona Pasqua! (復活祭、おめでとう!)"と言い合うのを見るだけで、十分楽しいのです。

そうそう、人と言えば、今回は前回以上に、たくさんの面白い人たちを観察することができました。イースター休暇を利用してローマに来た観光客でいっぱいで、コルソ通りも、パンテオンも、トレビの泉も、スペイン階段も今まで見たことがないほどに、人でいっぱいに。こういう場合、ゆったりできないし、建築物そのものを楽しむというわけにもいかないから、せっかくだから人をメインに見て回りましょうと、見るべき視点を急遽変更。

バチカン市国
(後ろにいる大量の人たちは、教会に入るために並んでいます)

で、まあ、毎回思うんですけれど、ローマにいる人たちって、なんて面白いんでしょう!特に私は、スペイン階段がお気に入りになりました。観光客・ローマ在住らしき人が階段のところにズラ〜っと座って、おしゃべりしたり、ボケーっとしたり、いちゃいちゃしたり、本を読んだり、好き勝手やっているわけです。(その周りではもちろん、写真を撮る人たちでごった返しています。)その光景を見た私は、完全にウキウキ気分になって一人ニヤニヤしながら階段を上る・・・はたから見たら、超ハッピーな女子に見えることでしょう・・・

スペイン階段を指差して何やらディスカッションをする観光客


むむむむむ


こちらは、スペイン階段にて、飼い犬とデート(?!)を楽しむイタリア人のおじさん。私が階段を上る時は、こんな状態でしたが、下る時は犬を自分の頭にのっけて私に見せびらかしていました(でも、その時は写真撮らなかった・・・)

観光地いたるところが、人で溢れていた・・・と言うと、もしかしたら語弊があるかもしれません。実は今回初めて知った衝撃的なことがあるのです。

それは、私の思い出の場所、トラステヴェレにあまり人がいなかったこと!『ローマの休日』のロケ地にもなった真実の口も、サンタンジェロも、バチカンも近いから、トラステヴェレも人が多いんだろうなあ、と少しビビりながら寄ってみると、あら、何だか空いているわ、と拍子抜けしてしまいました。私は、トラステヴェレは観光で絶対に訪れるべき場所だと勝手に思っていたので、一般の観光客にはそれほどこの場所が知られていないということを初めて知りました。

そして、いくら観光客で観光地がごった返す、と言っても、やっぱり朝早い時間はほぼ誰もいないということを再確認しました。大体、皆様、朝の10時くらいから行動するのかしら?朝8時頃にローマの中心を訪れると、とても優雅なひと時を過ごすことができます。

もし観光シーズンにローマを訪れるけれど、人多いのは嫌!という方は、ぜひ朝早く起きて、朝の素敵で静かなローマをお楽しみください。

トラヤヌスの市場付近、朝8時頃

あとがき:実は2014年のイースター日はある意味、特別だと思う。というのも、4月20日復活祭日の翌日、4月21日はローマ建国記念日だから(建国日はもちろん固定)。建国記念日には、古代ローマ人に扮した人たちがローマ市内をパレードするらしい。

ローマ建国記念日(2767回目)のイベント模様
Sunday Timesより


って、えー!!!ちょっと待ってよ、私って結構大事なイベント時期にローマにいたのに、なんでどれも見逃しちゃったんだろう・・・今年は仕方がないとしても、去年は私は一体何をしていたのぉぉぉ!本当にローマ建国記念日の存在何て知らなかった。

でも3度目の正直で、ちゃんとイースターとローマ建国記念日のことは、今後も忘れません。



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