2015/06/19

無意味だったかもしれないクレーム




「これ、タンドリー・ロティじゃない!これチャパティなんだけど!何でチャパティ?私が頼んだのはロティ!チャパティではないの!」

私はいつも通り、怒りを表現するために声を荒げていた。

レストランで、タンドリー・ロティというインドのパンを持ち帰り用に頼んだのだが、今レストランはオープンしたばかりで、他の店から買ってくるから待ってくれと言われた。

10分くらい待つと、誰かが紙袋に入ったインドのパンを持ってきた。

ちょっとお腹が空いていたので、一口食べる。

・・・・・・・ん?私の知ってるロティの味がしない。この味は・・・チャパティ。
パンを見てみると、見た目もチャパティ。

私が知っているロティは、見た目は花びらが何枚も重なったようなパンで、味もバターのまろやかな味がするのだ。

でも、今私が受け取ったのは、見た目が平べったく、粉の味が強いチャパティ。

私が強い口調で指摘をすると、インド人男性スタッフたちは、口々に意見を述べる。

「いや、これはロティだ」

「いや、これはチャパティだ」

「いや、そもそも君が頼んだのはチャパティだ」

「いや、これはロティだ」

「いや、君が頼んだのはチャパティだ」

「いや、これはロティだと思うよ」(←おいっ!)

言いたい放題言わせておけば、好き勝手なことばかり言うんだから、もう!

「“思う”って何よ!あなた、インド人でしょうが!インド人なんだから、チャパティとロティの違いくらい、知ってるでしょ!私が外国人だから、味の違いがわからないなんて思っていたら、大間違いだからね。私、チャパティの味が嫌いなの。しかも、私この前ここのレストランに来た時に同じタンドリー・ロティを頼んだけれども、こんな見た目じゃなかったもの。今すぐ変えるか、払った50ルピー返してちょうだい!」

なぜかクレームを付けているときが、一番英語がスムーズになる。
ああ、私は完全なるクレーマー。

「いや、ちょっと待ってて・・・・」

という言い訳を遮り、「それだったら、すぐにお金を返してちょうだい!」とピシャリ。

本当はそこまで怒ってはいないのだけれども、私の迫力に圧倒されたのか、「ははー、ただちに返金いたしまする」とインド人。

超高飛車な女帝のごとく、その場を立ち去る私。

家に帰ってから、ちょっとだけチャパティとロティの違いに疑問を持って、Googleで検索をしてみた。

チャパティとロティ、それぞれGoogleイメージの写真で見てみたら・・・・

えーっと・・・

違いが、よくわからない。

Googleで見つけた、タンドリーロティ

Googleで見つけた、チャパティ

私が頼みたかったもの。どうやら、パラタというらしい・・・

もう少し調べてみると、チャパティは全粒粉だけを使って発酵させないで鉄板で焼いたもの、ロティは強力粉と全粒粉を使ってイーストで発酵させたものらしい。

が、ある人は、チャパティとロティは同じだと言うらしい。

・・・・・・・

あーあ、またやっちゃった。

また私の勘違いで勝手にクレームをつけて、わがままを通して、周りのインド人たちを圧倒させちゃったのかもしれない。

でも、たとえチャパティとロティの違いが曖昧だったとしても、やっぱり、私が同じレストランで前に頼んだロティとは、違かったもの!やっぱり、同じメニューを頼んだら、同じ料理が出てくるのが当たり前だもの!

そう自分で、怒った理由を正当化する。

クレーマー、クレーマー。
少しは、気をつけないと・・・

でも、あの私が食べたかったバター風味の花びらの形をしたインドのパンの名前は、一体何て言うんだろう?

気になる。

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