2015/08/08

外国人への逆ナンパは失敗に終わる




今回のお話の舞台は東京・築地市場

(写真:marui-sakanaya.comより)

夏の猛暑が続く頃、日本に一時帰国をした。

実家には帰らず、東京のホテルを転々とする日々。泊まったホテルがたまたま築地付近だったため、普通だったらあり得ない、3日連続で朝ご飯に、築地市場の寿司屋に行くという贅沢なことをしてみた。

朝から(といっても、そこまで早朝ではない)客で一杯であったが、外国人客の割合も多いように見受けられる。私は一人で寿司を食べに行ったので、3日連続でカウンター席に座った。

マグロちゃん、美味しい♡

エビちゃん、美味しい♡

納豆ちゃん、美味しい♡

みそ汁ちゃん、美味しい♡

新鮮なお魚を朝から食べれるなんて、幸せ!海外暮らしだと、寿司なんて簡単に食べられないからなぁ。。

ということは、どうでもいいとして、 私が多分逆ナンパというものをしたのは、3日目の土曜日。

土曜日の少し遅い朝は、寿司屋は混んでいて、私は2階のカウンター席に連れて行かれた。その後すぐに外国人男性も案内されて、私のすぐ隣の席に座らせられた。

私はすぐにお寿司屋さんに、2日連続で食べているものを注文。

寿司が用意されるのを待つのだが、何だか隣の男性が気になる。メニュー注文もタドタドしくて危ういし感じだし、しかも私の目の端で見る限り、彼は私の好きな、映画の『冷静と情熱のあいだ』に登場するマーヴか、『ティファニーで朝食を』に出てくるポールに、なんとなーく似ている。

マーヴ役のマイケル・ウォン(左)

ブログ『つれづれなるままに ~じゃいあんと・けるぷにくるまれて~ 』より

ポール役のジョージ・ペパード

『ザ・ウォーリアーズ・ブログ』より

この2人の役者さんたち、見た目全然違うよ!だなんて、ツッコミはやめてください。2人とも、誠実で優しそうな見た目という共通点があるじゃないですか。

数年前の私だったら、隣にちょっとタイプのイケメンがいても声をかけるなんて絶対にしなかったけど、図々しい人たちがたくさんいる国(=インド)に1年間過ごした経験によって、隣の人に何気なく話しかけるのは何ら苦でもなくなってきたのです。まさかのインドで、イタリア人っぽくなったみたい(??)。というわけで、私は何ともないように彼に話しかけてみた。


私「一人で旅行しに来たんですか?」

彼「はい、そうです」(←話しかけられて嬉しそう)

私「どこから来たんですか?」

彼「アメリカです」(→私、少し興味を失う)

私「日本に来たのは初めてですか?」

彼 「東京に来たのは、これが初めてだけど、日本にはこれが5回目です。神戸とか大阪とかに前行きました」

私「5回も日本に来ているのに、東京が初めてなんて、何で?!」

彼「実は全部ビジネストリップで来てるんです」

私「へー、どこの会社に勤めてるんですか?」

(ここら辺で私の注文した寿司が用意され、食べ始める。)

彼「ネスル」

私「え?ネスル?ネスルってどこ?知りません」

彼「ネスカフェコーヒーとか売ってるところです」

私「おー!ネスレ!ネスレね。すごいですね!ということは、アジア専門部門とかで働いているんですか?」(←私、興味を取り戻す)

彼「グローバルマーケティング部門にいます。日本だけではなく、色んな国に出張に行きます。年の半年は海外暮らしです。フランスにマーケット調査で1年いたこともあります」

(ここら辺で彼の注文した寿司も用意される。)

私「へー、いいなー!でもフランス語できなくてもマーケット調査ってできるんですか?」

彼「はい、できます。フランス人も英語で話したがるんです。それに僕が下手くそなフランス語を話すと、理解しようと協力的になってくれます」


と、こんな当たり障りのない会話を私たちは続けていた。私は隣に居合わせたアメリカ人がグローバル企業で働くちょっとエリート(何しろ、日本への出張時に帝国ホテルに泊まらせてもらえるくらい)だということに嬉しくなり、将来の自分のビジネスチャンスのためにも連絡先を教えてもらおうかと思ったものの、なぜか躊躇してしまう。


私「今日のこれからの予定は?」

彼「特に決まってません。とりあえずブラブラしてみようかと。どこかオススメの場所はありますか?」

私「そうですね、明治神宮ですかね。外国人観光客がたくさんいるスポットです。緑豊かで落ち着く場所です」

彼「そうですか!では行ってみます」


「もしよければ、私も比較的時間があるので、一緒に行きますか?」

とは、私は言えなかった。なぜなら、このあと用事があったから。

代わりに、

「実はこれから私の知り合いに会う予定なんです。ピザを食べに行くのですが、一緒にどうですか?その後、明治神宮まで送って行けます」

とも私は言えなかった。何しろ今寿司を食べているのは10時半頃で、12時からピザを食べるのは彼には無理だろうと思ったから。それに、久々に会う知り合いのところに、見ず知らずの人を連れて行くのはおかしいだろうとも思ったから。

というのは、ただの言い訳で、そんなことを言ったら怪しまれはしないかと心配になったから。(多分、日本人的思考が自己主張し始めたのかもしれない。)だって、もし私が海外旅行中に見ず知らずの現地人男性から声をかけられて、「案内してあげるよ」なんて言われたら、怖くて逃げちゃうもん。相手がネスレに務めてて、イケメンなら、ちょっとついて行くかもしれないけれども、いつでも逃げられるように警戒はしておくと思う。

それに、海外慣れしている人っていうのは、 一人でブラブラと知らない場所を歩きたい時がある。一人でご飯を食べるのはちょっと嫌だけど。私がそうだから、もし彼もそうなら、あまりお節介焼かないほうがいいよね、と思うのだ。

そんなわけで、私がお寿司を食べ終わる頃、彼も食べ終わり、追加で刺身を注文したい彼に代わって私が注文し、明治神宮の場所を教えてあげた後、自分の御会計を済ませ、彼に「では、今日一日楽しんで。バイバーイ」とスマートにサヨナラの挨拶をするのだ。

彼の名前も、連絡先も聞かずに。

ちょっとだけ、彼の連絡先を聞かなかったことを後悔している。でも、こんなスマートな“その場を楽しむ”シチュエーションも悪くないと思うのだ。ちょっとイタリア的?!なんて自分で思ったりして。一人でご飯を黙々と食べるよりも、誰かと会話しながら食べるほうが楽しいし。

でも、もしこれが逆ナンパ目的だったら、間違いなく失敗したとしか言えない。もしあなたが外国人男性への逆ナンパに興味があるのなら、以下のことをオススメします。私の体験談からの独断と偏見によるものなので、全く使えないかもしれません。ご了承ください。

1.外国人へ逆ナンパするオススメスポット:築地市場(東京だったら。他の地域は知らない。)


早朝のセリ見学に一人で行ってみるのも悪くないかもしれない。外国人観光客がたくさん来ていて、あなたが日本人だとわかると、色々質問しようとする図々しい人もいる。そんな中で良い人がいたら、答えてあげるのも悪くない。もしくは、市場の寿司屋に一人でカウンター席に座る。偶然に隣に素敵な外国人男性が座ったら、チャンスだと思え。

2.すぐ近くに素敵な外国人男性がいたら:さりげなく声をかける。


別に何でもいいと思う。例えば「靴の紐、ほどけてますよ」とか、「メニューをとってもらってもいいですか?」とか。最初から急に「どこの国から来たんですか?」とか、「あなた○○人ですか?」とか、「日本は初めてですか?」とか聞くのはやめてほしい。私、そんなこと聞かれたら、この人は何目的で私に近づいてくるんだろう?って警戒しちゃう。

3.またどこかでその人に会いたいなら:連絡先を聞きましょう。


でないと、連絡とれなくて、2度と会えない可能性が高いから。


以上、ありきたりな日常の中のありきたりな出会いと、ありきたり過ぎるアドバイスでした。




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