2015/09/13

大人の恋は色々?『ニューヨーク恋物語』



1988年に放送されたトレンディードラマ『ニューヨーク恋物語』。

私が生まれる数年前のドラマだけど、舞台がニューヨークということで、すごく気になってたドラマ。

DVD化されていないから、ずーっと観ることができなかったけれども、YouTubeで誰かがアップしていたので、遂に観ることができた。いつ動画が消されるか怖いから、2日間で全11話を一気に観てしまった・・・

で、観終わった私の感想。


えーっと、えっと、一言で言うと・・・・



すごい!! こんなドラマ、あったんだ!!    って感じ。

 

全然ストーリーも出演者も知らないで(田村正和が出てるのは知ってたけど)観始めたけど、まさか、こんなに大人が、大人らしく、大人な恋をするドラマだなんて想像していなかった。

ドラマのタイトルが『ニューヨーク恋物語』だから、ロマンチックでハッピーエンドな恋愛ドラマなのかなー、って思ってたら全然違った。

ロマンチックかもしれないけど、好きな人同士が結ばれるハッピーエンドなストーリーでは全くない。

ま あ、確かに、恋愛は必ずしも上手くいくものではないけど、でもドラマとか映画では普通、ハッピーエンドが基本でしょ?少なくとも、主人公の恋はハッピーに 終わるでしょ??しかも、"トレンディードラマ"って、ヒップでポップな感じなイメージだから、ハッピーエンドな感じじゃないの?

(↑何しろ、私はトレンディードラマ世代の人ではないので、トレンディードラマがどういうのかよく分かっていません。ご了承ください。。)

というわけで、観ている最中に、私の頭の中で何度も?マークが浮かんだ。

このドラマ、一筋縄ではいかなくて、見事に私の予想を何度も何度も裏切ってくれた。

例えば、「このドラマの主人公はこの人なんだろうなー」って見始めた時に思ってたら、最終的には違かったり、「この人はこの人と恋に落ちる展開になるんだろうなー」って予想してたら、全く違かったり。

うーん、やっぱり自分と違う世代のドラマのストーリー展開を把握するのは難しい。。

ストーリーを要約するには、あまりにも登場人物同士の人間関係・恋愛関係が常に変化して、訳が分からなくなるほどなので、代わりに登場人物を紹介します。(登場人物の紹介は簡単。だって、8人しか出てこないから。)


【登場人物紹介(左から順)】

① リツ子:田村正和演じる田島(⑤)の元恋人&元不倫相手。ニューヨークで田島に再会し、昔の頃を思い出す。今でも田島のことが好きで、一緒になりたいと思 うものの、最終的には田島を忘れることを選ぶ。さやか(②)の母親。「母親になっても女でいたい」という、ちょっとパリ人っぽい考え方をする女性。

②さやか:コロンビア大学に通う学生。田島にケチャップをかけられたことがきっかけで出会い、ちょっと恋に落ちる。ものの、田島の元恋人が自分の母親(①)で、田島のせいで母親が傷ついていたことを知り、興味はすぐに失う。心が真っすぐな、良い子。

③坂入さん:NYの幼稚園の先生。里美(⑥)のことが好きだけれども、最終的には上手くいかない。優しいだけが取り柄の、故にその優しさで人を傷つけるダメ男。

④ 明子:説教大好き、気性が激しい、相当ぶっ飛んでる女性。里美(⑥)を頼りにNYにやって来る。なぜか田島のことが好きになり、なりふり構わず、田島につ くす。ものの、最後には、いつまでたっても片思いでしかならないと、田島から離れることを決める。このドラマの主人公。

⑤田島:ちょいワルを通り越して、ちょー悪なダメ男。なのに、女性登場人物5人のうち4人を惹き付けてしまう、イタリア男もビックリの色男。このドラマの主人公。自分で「俺に近づくな」と言っているように、深入りすると、明子(④)のようになります。

⑥ 里美:証券会社でアシスタントとして働く、キャリア志向の強い女性。トレーダーとなるために、コネを持つ男性と関係を持ち、這い上がって成功を収める。坂入さん(③)のことが本当は好きだが、自分のキャリアは捨てられないと、坂入さんを諦める。一番現代女性っぽい。

⑦小池:特に夢もなくNYにやって来て、どんな仕事をしても長続きしないダメ男。美姫(⑧)のことが好き。

⑧ 美姫:里美(⑥)のルームメイト。田島に一目惚れをし、関係を持つものの、自分を愛してはくれないと気づき、別れる。小池(⑦)のことは好きではないが、ダメっぷりが可哀想でつき合い始める。小池を捨てようと思うものの、最終的には小池との結婚を決意。


こんな感じだけど、私の人物紹介を見ると、男性陣の紹介の仕方が酷いかも・・・

でも、そう、このドラマって、女性が成長するストーリーがメインなのではないか、って感じる。私が女性だから、そういう風に見えるのかもしれないけれども。。

田 島を好きになってしまった女性たちは、みんな、辛い恋を経験して成長している。例えば、さやか(②)は、ママが昔、田島と不倫してて傷つけられても、未だ にママが田島のことが好きだということが理解できなくて、「そんなの恋じゃない!」と、ママと田島に反発する。(私も、「そんなの恋じゃない!」って同じ ように思った!)でも、田島の気持ちや、ママと田島の関係を知るにつれて、ママの気持ちを理解し、「色んな恋があるのね」と言えるようになるまで大人にな る。(私も、「色んな恋があるのね」って納得し始めた!・・・いいのかな??)

明子(④)も、田島に片思いして、そ の思いをめいいっぱいぶつけたことで、大人の女性に成長したみたい。したみたい、というのは、私には明子の気持ちとか行動とかがよくわからなかったから。 でも、最後に明子が田島に「あなたに会えて良かった。NYに来て良かった」って言った時、明子成長したなー!って感動した。それに、明子がNYに来た時は 一人で外を歩けなかったのに、徐々にバスの乗り方とかも分かり、仕舞いには街を颯爽と歩けるようになる姿を見れたのは嬉しい。

だから、このドラマは主に女性向けのドラマだと思う。

そして、大人のドラマでもあると思う。

当 時のNYの街は、茶色っぽくて(多分、当時のカメラの画質の問題かも)、けだるい感じ。登場人物たちは、夢を追ってるだけではなく、夢が破れても希望を持 ち続けようとしてる。そして、彼らは年齢的には若くなく、若作りしようともせず、ほろ苦い大人の恋をしてる。台詞のやり取りも、ヨーロッパ人みたいだっ た。

こんなドラマ、私、2000年代で観たことない!!!

当時の若者たちは、相当、"大人の恋"っていうものに、憧れていたのかなー?
けだるくて、ほろ苦い恋が、トレンディーだったのかしら??

でも、そういうのに憧れるのも、なんとなくわかる。

だって、田村正和が、すっごく格好良かったもの!古畑任三郎とは違うのね。

実は、この田村正和を観て、あるアメリカ人俳優を思い出した。

それは・・・


ミッキー・ローク。

ただのミッキー・ロークではなくて、映画『ナインハーフ(9½ Weeks)』に登場するミッキー・ローク。

この映画でミッキー・ロークが演じる役どころも、『ニューヨーク恋物語』の田島みたいにダメ男で、最終的に女性に愛想をつかされるのだが、田村正和同様、非常にチャーミングでセクシー。

よ く考えると、この映画も気怠い感じのNYを舞台にした大人向け恋愛映画。女性がダメ男を捨てるので、ハッピーエンドではないから、『ニューヨーク恋物語』 と少し似てる。1986年に公開された映画だから、『ニューヨーク恋物語』も、もしかしたら少しだけ『ナインハーフ』に影響を受けてるかも!? 




主人公の女性を演じるキム・ベイシンガーもすっごく格好良くて、憧れ♡

こういう気怠い、影があるようなドラマや映画って、その時代を反映しているのかなと思う。今のNYは、あまり暗いイメージがない。すっごく青く澄んでいて、オープンな感じ。

NYで生きていくのは、今でもすごく大変そうだけど。

もし日本のテレビ局がNYで新しくドラマを作りましょうとなったら、きっと『ニューヨーク恋物語』とは全然違う雰囲気のものになるに違いない。

観てみたい気もしないでもない。


追伸
もし影があるような海外ロケでドラマを撮影したかったら、ぜひ、インド・ニューデリーを選んでください。今ならまだ、茶色っぽくて、ちょっと危ない雰囲気もあって、かつ日本人もたくさん住んでいる場所なので、なかなかホットです。




2 件のコメント:


  1. You actually make it seem so easy with your presentation but I find this topic to be really something that I think I would never understand. It seems too complex and very broad for me. I am looking forward for your next post, I will try to get the hang of it! aol.com email sign in

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    1. Hi Stefan, thanks for your comment. Maybe you read my blog in English translation? If so, it would be more complex cos I originally wrote in Japanese.

      Well, if I make it very very simple, it's about a story of a Japanese naive lady who came to NY and changed to be confident by falling love with a mid-aged Japanese lady-killer.

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