2015/11/12

騒がしい夜には想像力を使って




IndoVacations.netより

パンッ!

パンッ!

外で、そんな音が鳴り響き、誰かが撃たれたのではないかと不安になり、外を確認しそうになる。

でも、すぐに思い出す。

(あぁ、そういえば、もうすぐディワリの日だっけ。あの音は爆竹だな。)

"ディワリ"とは、インドでいうところのお正月で、その日がある週は皆お祭りモードになる。前日には、床にランゴリという砂絵を描いたりする。そして、当日には皆して爆竹とか花火とかを使って、盛大に超騒がしくお祝いするのだ。



で、あのパンッ!という音は、誰かがフライングしてか、もしくは当日の予行練習として爆竹を放った音なのだ。

こういう時期には、あえてインド在住日本人たちは、インドの正月を祝うことはせずに、インド国外への"脱出”を試みる。つまり、国外休暇を取る人がほとんど。

外国人たちが、ディワリの日にわざとインド脱出をするのは、ただ単に、「超超うるさいから」と「外の空気が異常に悪くなるから」である。

わたしは、あえてこの時期にはインドに残る。これで2回目。正確に言えば3回目だ、昔にインドに来た時がたまたまディワリ時期と被ったから。

別にディワリのお祭り騒ぎが好きな訳でもないのだけれども、なんとなく。
だから、インドにいるからと言って、誰かと祝う訳でもなく、一人、自宅に避難する。

"避難"という言葉は本来はふさわしくない。何しろ、ディワリはお祭りなんだから。
でも、私は思わずにいられない。

今、私は戦火中、こっそりと避難してるのではないだろうか?

だって、夜に外から聞こえるのは、銃声・爆発音の嵐なのだから。

ドン!

ヒュゥゥゥゥ〜〜〜〜!

ドカン!

ドン!

ドン!

ドカーン!

バン、バン!

パンッ!パパンッ!

ヒュゥゥゥゥ〜〜〜〜!

しかも、家の窓の外から、火の明かりが差し込んでくるのだから。

フツーに、怖いんですけど。

きっと、インド人たちは、実際の戦争が起きても、あんまり怖がることはないでしょうね、この音に慣れているのであれば。

もしくは、ディワリの日を狙ってテロが起きても不思議ではないでしょうね、テロリストたちは誰にも怪しまれずに、行動できるでしょうから。

何だかちょっと、外の音に腹立たしさを感じて、そんな皮肉じみたことを考えてみる。

ちょっと、ディズニーのカリブの海賊の「ヨーホー、ヨーホー♪」っていう曲を頭の中で流していると、会社の取引先からお祝いメールが届いていることに気がつく。

"May the festival of lights. Fill your life with the glow of happiness and the sparkle of joy. Wising you and your family a very happy and prosperous Diwali."

"光のお祭り"ね・・・

うーん。どっちかっていうと、”音のお祭り"って言ったほうが、正しいと思うんだけど。

急に家の近くで大きな爆発音が起こり、周りがパッと明るくなったものだから、外に出てみる。

隣の家の家族が花火を打ち上げているところだった。
子供がイエーイ!って喜んでいる。

私もついつい花火を眺めながらも、考えてしまう。

インドの花火って、本当に残念。音はうるさいのに、綺麗な形にならなくて、パッと散ってしまう。もし私が花火師だったら、ディワリの時期だけにインドに来て、超大儲けするだろうにな・・・やっぱり、世の中、手に職よねぇ。。。

私は花火師にはなれないけれども、ぜひ誰か花火師にインドに来てほしい。
で、花火とはこういうものなんだよ、って教えてほしい。
そしたら、きっと、子供たちはもっと喜ぶと思う。

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