2016/05/21

フード・イシュー is ビッグ・イシュー





「あなたの長所と短所を教えてください」

と言われたら、どうしても自分の短所のほうが、ポンポンと頭に浮かんでくる。

浮かんでくる自分の短所の一つが、"食への関心が薄いこと"。


周りの人たちは、食べることに幸せを感じるのだろうけれども、私は美味しいとは思っても、幸せは感じられない。

人は集まって食事をしながら会話をするけれども、正直、会話に集中すると、食べ物の味がよくわからないから、本当は、お茶会で済ませられればいいのに、なんて思う。

あることに集中している時(例えば、文章を書いている時)は、全くお腹が空かない。
恋に落ちた時は、食欲が失せる。
失恋した時には、さらに食欲が失せる。

それでも、何か食べなきゃ、という義務感から、とりあえず何か食べるが、それも苦痛である。

そんな時に、Facebookに誰かが投稿した食べ物の写真(特に、明らかに素人っぽい写真)が目に入るのも、好きではない。


そして私は、食べるのが非常に遅い。

小学生の時から、食べるのが遅くて、給食後の休み時間も潰れたのにも関わらず、それでも毎回、ご飯が余っていたくらい。

社会人になってから困るのは、お客さんとの会食のとき。
特に、食事がコースセットになっていると、非常に困る。全て食べきれずに、恥ずかしい思いをする。

こういうことによって、ますます"食べること"に対して、コンプレックスを抱えるのだが、さらにここインドでは、コンプレックスが顕著になる。


なぜなら、私は、インド料理が苦手だから。

辛いものが、ダメなのだ。
インド料理の、カレーの匂いが、ダメなのだ。

(ただし、オールド・デリーにある有名レストラン『カリーム』のバターチキンカレーは私の大好物。年2・3回は食べに行く。あと、インドの炊き込み御飯、ブリヤーニも好き。)
 
だから、インド人と一緒にご飯を食べる、ということが私にとっては、非常に難しい。


昼休みには、会社の食堂には行けない。

仮に、インド料理の匂いに我慢できたとしても、周りのインド人が食べているものとは全く違うものを食べていると、すごく気まずい思いをしてしまう。

そのため、昼ごはんは、一人でひっそりと、自分のデスクで、バナナとかクッキーとかを食べるか、もしくは、昼ごはんは食べない。


インド人はホスピタリティー溢れる人たちで、食事によく誘ってくる。
あるいは、自分が食べているものを、勧めてくる。

私は、本当は嬉しくない。一番、困る。
「ノー・センキュー」と言ったら、とりあえず勧めてくるのをやめてくれると、非常にありがたい。


自分が美味しいと思っているものが、必ずしも相手にとっては、そうだとは限らない。


私は、このことについて、身にしみて知っている。
だから、私だって、誰かに日本食を無理に勧めたりなんてしない。


とは言え、 もっと食への一般的関心が高くて、インド料理にも抵抗なければ、どんなにいいことか、とは思う。

食を受け入れることとは、その文化を受け入れることなのではないだろうか。
人は交流を深めるために、食事を一緒にするのではないだろうか。

そうなると、私は、インドというものを全く受け入れていないということになるし、
人との交流も拒絶しているということにもなり得る。

だから、会社の食堂でご飯を食べられない時、勧められたものを食べられない時に後ろめたさを感じるのではないだろうか。


Food issue is a big issue.


好き嫌いなしに、何でも食べられる人が、非常に羨ましい。








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